銀行での仮審査を無事終えて「自分がいくら借りられるか」が分かったら、まずは貯金などの自己資金を合算して「家づくりの予算」を立てる。
下記の合計が家を建てる際の総額になる。
- 銀行からの仮審査で出た融資額
- 自己資金
もちろんこの合計額は「土地+建物」になるので、土地の価格が家の規模を左右する(土地をあらかじめ持っている人は羨ましい)。
もちろん銀行から全額借りなくてもOK。月々の支払いシミュレーションを銀行にしてもらえるので、その辺を考慮して決めていく形になる。
土地は家族と相談して決めた
前途したが、予算の中から土地の支払いもしなくてはいけない。昨今土地の価格は全国的に高騰しているのがネックだが、すぐに下がるものでもないので腹をくくって探し始めるしかない。
土地探しにあたり、問題となってくるのが「子供の転校」である。転勤の経験がない我が家の子供たちにとって転校はなかなかの決断になる。
もちろん妻も周辺環境に慣れているから、できればこの周囲から離れたくないらしい。
結果、家族で話し合い、我が家では転校しなくてすむ周辺で探すという方向で決定。
土地探しは不動産屋と自分の足で
土地の場所を決めたら、早速不動産情報をチェック。私は以下の方法を同時進行しました。
- WEBで不動産情報をチェック
- 友人の不動産屋さんにも情報提供をお願い
- 自分の足で散歩がてら空き地を見つける(運動不足解消も兼ねて)
結局、WEBでの不動産情報の収集は「もう申し込みが終わった」とか、まだ掲載していない売地があったり意外と正確じゃないことに気づいた。
良かったのは自分の足で空いている土地を見つけること。運動不足解消で始めた「土地探し散歩」だが、結構「SALE」の看板が出ている土地が目についた。ただその看板からWEBで探しても、もう売れてしまっていたり申込み中になっていたりで、WEB情報はやはり当てにならない。
そんな時、友人の不動産屋さんから一本の電話がきて全てが解決してしまった。どうやらSALEと書かれていた希望の土地が、空いている(申込み可能)らしいということ。
早速、その友人を介して、その土地の申し込みをすることに。
土地の申込みは「早い者勝ち」
土地の申込みに関して今回分かったことは「早い者勝ち」ということ。事実、私が申し込んだ後に2〜3名の申込みがあったようで、滑り込みセーフだった。あぶなかった。
ただ、生まれて初めて土地購入の申込みをして知ったのだが、土地購入の申込みには「手付金」が必要らしい。
しかも相場が10%とだいたい決まっているようで、例えば3000万円の土地ならその10%(300万円)を手付金として先に入金する。そこはいきなりの出費になるので注意。
土地手付金は自己都合だと返金されない
そして申込みの段階でさらに分かったことがある。土地購入の申込み時に支払った手付金(土地代金の10%)は、自己都合の場合、返金されない。
どういうことかと言うと「やっぱりやめます」とか「融資が取り消された」とか「融資額が減って買えなくなった」という場合はそっくりそのまま不動産屋の手元に入るという仕組みになっている。
これは土地の申込み時に言われるので注意。なので銀行での仮審査は事前に必要なのだと痛感する。仮審査の方法は下記でカンタンに説明しています。
土地の申込みから購入までのタイムラグ
土地は申込みから購入まで、1〜2ヶ月で完結しないといけないらしい。不動産業界では、そういうものらしい。土地購入の流れをカンタンに説明すると
- 目当ての土地を申し込む(土地代の10%を手付金として支払う)
- 銀行に土地購入のみの融資を本契約する
- 土地をローンで購入する(ここまでで1〜2ヶ月)
もちろん、自己資金で土地を購入できる人はすんなり買える。私はローンを組みたかったので銀行に「土地のみ」の融資を申し込んだ。でもこれには縛りがある。
土地購入のみのローンは組めない
実は今回、我が家では「先に土地を抑える」必要があった。子供が転校せずに学校に通える土地がほとんどなかったからだ。なので土地だけはなんとしても先に購入する必要があった。
ここで知ったのが「土地購入のみのローンは組めない」ということ。住宅ローンはあくまでも「建物+土地」に対してのローンらしい。なので、そこに必ず家を建てて、住宅ローンを組むことを約束した上での土地ローンとなった。ややこしい。
つまり、我が家の場合のローン契約は以下となる。
- 土地購入のためのローン契約
- 建物のローン契約(これは住宅会社が決定してから銀行に申し込む)
どういうことを意味するかというと、土地は土地で毎月〇〇円を支払い、建物は建物で毎月支払うという構図になる。