前回の投稿から4ヶ月が経過し、だいぶ間が空いてしまいました。仕事が多忙すぎてという理由もありますが、もうひとつ重大な理由がありました。
それは4ヶ月前、妻のある一言から始まりました。以前、不動産会社に勤めていた妻がこう言ったのです。
「月30万の返済って、私聞いたことないかも。本当に大丈夫?」
実は今回の住宅は仕事場も兼ねているため、なかなかの敷地と額。たまたま会社の業績が上がり続けているため、金融機関からの借入上限も十分にあり、そのつもりで進めていました。支払計画も練り、シミュレーションしてきたつもりでした。
でも妻にそう言われた直後から、なぜか胸が急にドキドキしてきたのです。鼓動が大きくなり、急に言いようもない不安が襲ってきたのです。
家を建てて鬱になる人の気持ちが少し分かった
それからというもの、なかなか胸の鼓動が止まりません。仕事中は集中しているため鼓動は治りますが、夜ベッドに入るとドキドキして寝られなくなる。なんだろうこの感覚は。自分はどうしてしまったたんだろう。ドキドキは次第にコントロールが効かなくなってきて、不安感に苛まれます。
それが連日続くのです。次第に昼間にもそれが起こり始める。自分でも止められない。漢方を飲んだりいろいろ試しますが一向に治る気配がない。今まで理由のない自信を糧に生きてきた自分にとって、初めての経験でした。
一番困ったのは、自分でドキドキのコントロールができないことです。急に襲ってきて去っていく不安感。これは自分ではどうすることもできない。
「このままだと鬱になる」そう感じた私は原因を徹底的に解消すべく動き始めます。
原因を徹底的に解決する
ドキドキの原因は自分でも何となく分かっていました。それは妻の言葉を借りると「安心して返済できる資金計画」で自分を納得させること。もう一度シミュレーションし、自分で納得できる返済計画をたてることです。実際、今回の住宅は少し背伸びしている規模でもありました。
年収の1/3を住宅返済に充てるという、セオリーに近い返済計画を一旦リセットし、顧問税理士や顧問フィナンシャルプランナーと共に再度計画を練り直しました。セカンドオピニオンとして複数の税理士にも意見を聞きました。そうでないと納得できない気がしたのです。
具体的には以下の案を徹底的にシミュレーションしました。
- 月々の返済額を5万円ほど下げる(月25万前後の返済額にチェンジ)
- 子供の大学までの教育資金がいくらかかるかを分析
- 貯蓄できる額の算出と、繰上げ返済のシミュレーション
- かかる税金の算出と対策
- 上記を総合して、建物の総額を決定
結果、以前のプランよりも余裕のある現実的なプランになりました。シミュレーションも何度も行い納得いく結果に。顧問税理士や顧問FPのおかげで将来かかる数字がクリアになったのです。
結果、胸のドキドキは嘘のように消えていきました。月の返済がたった5万円減っただけではありません。きちんと自分が納得できる計画に収まりました。鬱になりそうな自分を回避できたのです。
まだ家づくりは「設計計画」の段階。仕事の合間を縫って、家づくり再開です。